心理学とカウンセリング 

心理学とカウンセリングの違いとは何でしょうか。

心理学は学問です。
カウンセリングとは対人援助行為です。

ですから心理学とカウンセリングは別物なのです。

では、心理学とカウンセリングの関係をどのように考えればいいのでしょうか。

私たちが何かで悩む時、必ずそこには問題を生じさせる原因があります。
問題の原因は様々です。
例えば対人不安の場合。
・自分に自信がない。
・他者の気持ちを推し量りすぎる。
・自己主張が出来ない。
・コミュニケーションの仕方が分からない。
等々。

この問題を生じさせる原因を発見して、原因に対してアプローチを行い、問題の改善を図る、そのための根拠やプロセスの一連の流れが心理学なのです。

すなわち心理学とは様々な心に関する悩みを生じさせる原因と、その対処方法について学ぶことが出来る学問なのです。
問題を生じさせる根拠があるからその解決方法もあるのです。

さて、心理学を自分の人生に有効に機能させるのであれば、自分の問題に気がつき、問題を解決出来ればOKです。
これは心理学を学ぶ意味につながります。

しかし、この心理学を他者の問題に対して、その問題の原因発見や解決に結びつけるには、心理学だけを学んでいたのでは不可能です。

それは心理学を応用して他者の問題解決を図るには、その人の抱えている問題やその背景を深く理解しなくてはならないからです。
そして他者を理解するためには話しを聴くことが必要となってくるのです。

カウンセリングとは他者援助を行うことですが、他者援助を行うためには聴くことによる相手理解が必要であり、聴くためのスキルがカウンセリング・コミュニケーション技術なのです。

そして心理カウンセリングは心の問題に対する対人援助行為であり、援助を行うためには学問的根拠と解決方法である心理学と、話しを聴く技術であるカウンセリング・コミュニケーション技術の2つに精通していなくてはならないのです。

こう考えますと心理カウンセラーは常に心理学という学問を勉強し続け、カウンセリング・コミュニケーション技術(話しを聴くスキル)を磨かなくてはならず、この意味において生涯勉強し続ける必要があるのです。

また心理カウンセリングにおいて話しを聴くのはカウンセラーであり、いかに目の前のクライエントの方とかかわるかは、カウンセラーの人格レベル(人間性)も大きく影響します。

人格が人を癒すとも言います。

心理カウンセラーは次の3点を常に意識して在り続ける必要があるのです。
この3点によりカウンセリングの質が決まるのです。

・学問を勉強し続けること。
・話しを聴く技術を磨くこと。
・人格を上げること。


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