人生の悩み 心理カウンセラーと人生哲学




心理カウンセリングとは何か。
この心理学読み物の冒頭に心理カウンセリングとは何かをテーマとして、その定義を「生き辛さからの解放を図るために行動の変容を目指す」また「心の悩みや苦しみを傾聴して受容する」と書かせて頂きました。

しかしこの定義は「心」というものに焦点を当て考えた定義です。

もし心理カウンセリングの定義を「人生」に焦点を合わせれば、どのような定義となるのでしょうか。

その前に心と人生について。
人生とは人の生きる過程です。生まれてから死ぬまでの。
その生きる過程において様々な悩みが生じます。
これも「心」の悩みなのです。

こう考えますと心と人生は切っても切れないものとなります。

したがって心理カウンセラーは悩みの相談に対して、人生に対するカウンセリングを行っていることになります。
それは結婚への不安、恋愛が出来ない悩み、職場の人間関係、離婚への不安、子育てに対する悩み、入院に対する不安等。

人生の様々なステージにおける不安や悩みに対して心理カウンセラーは相談を受けるのです。
これはそのステージに対する心の悩み相談であり、人生における悩み相談でもあるのです。
人生とは各ステージの連続により成り立っています。
すなわち1つのステージに対する相談は、クライエントの方の人生すべてに影響するのです。

こう考えますと心理カウンセラーが人生に対してどのように考えているか、このことがカウンセリングの質に影響します。
もちろんクライエントの方が自分で考え決断を出すことを応援するのがカウンセリングなのですが、そこに到達するには心理カウンセリングにおいて心理カウンセラーが発言することもあるでしょう。

この発言の内容は心理カウンセラー自身の人生に対する考え方が大きく表出されます。

心理カウンセラーがいかなる人生観、「人生哲学」を持っているかが、そのカウンセリングにおいて問われることにもなるのです。
したがって心理カウンセラーは、自分なりの人生観や死生観を構築し、また自らがその人生哲学に基づき生きること、その姿勢を示す必要があるのです。

自分の哲学を自分が全うすることは、口だけの人間ではないという証明にもつながります。またそれ以上にカウンセラーの発する言葉に重みと深さが出ると思われます。これはクライエントの方の信頼を得るにも大変重要なことなのです。

心の悩みは人生の悩みであり、心理カウンセラーの人生哲学は心理カウンセンリグの質に大きく影響します。
すなわちこれはクライエントの方の人生にも影響を与えていることにつながるのです。

したがって、心理カウンセラーがいかなる人生哲学を持つかは大変重要なことなのです。


心理カウンセリングとは生きることすべての事象に対して相談を受けると定義することが出来るのです。

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